挙式と言ったらバージンロード!
バージンロードを歩くのは女性の憧れ!
日本の結婚式用語では馴染みの深い“バージンロード”ですが、実は和製英語で、英語では別の言葉になるということを知っていましたか・・・?
英語で“バージンロード”は通じない?本当の英語ではなんて言うの?
冒頭でも少し話をしましたが、実は“バージンロード”という単語は和製英語で、外国人の方には通じません。

スペルで書くと「Virgin Road」になりますが、アメリカ人に言っても通じませんよ!
日本人にとっては、教会(チャペル)=バージンロード なんていうイメージがありますが、この“バージンロード”という言葉は日本ブライダル業界が名付けたものなんです。
実際に、Wikipedia先生にも、
日本の結婚式場業界が名付けた和製英語である。
参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89
と記載があります。
では英語でバージンロードってなんて言うの?という話になりますが、単に「aisle(アイル)」と言います。
「教会の通路」という意味で、至ってシンプルな言葉なんですよね!
他にも英語での“バージンロード”の呼び方はいろいろありますが、
- aisle where a bride walks(新婦の歩く通路)
- walk down the aisle(バージンロードを歩く)
- Wedding road(ウェディングロード)
- Wedding aisle(ウェディングアイル)
など、本当にシンプルな言い方になります。
“バージンロード”という言葉が生まれた理由はなぜ?
これはただ私の考えではあるのですが・・・
日本ブライダル教会が“バージンロード”という和製英語を作ったのは、ただ単に「ブライダル業界を盛り上げたかったから」ではないかな?と思います。
そもそも日本での結婚式は神殿で行う神前式が一般的で、キリスト教式の結婚式が行われるようになったのは昭和50年代と、意外にも最近のことなんですね。

私の両親は50代ですが、その頃の結婚式と言えば神前式が一般的だったと言っていました。ウェディングドレスを着るのは神前式後の披露宴で・・・という流れが一般的だったみたいですね。
まだキリスト教式が一般的ではなかった時代だからこそ、日本でのキリスト教式の結婚式の在り方を盛り上げるために、“バージンロード”という和製英語をあえて作り、教会式のロマンチックな演出を作ったのではないかなぁ・・・という私の考えです。
ちなみに、ただの教会の通路をなぜバージンロードと呼ぶようになったのかというと、日本では花嫁は“無垢であるべき”と考えられていたからなのだとか。
バージン(Virgin)は日本語で直訳すると“処女”という意味になりますが、処女こそが無垢な象徴であることから、バージンロードと名付けられたのですね。
リアルな話だと、最近ではバージン(Virgin)で結婚をする人なんて滅多にいないので、よくよく考えると不思議な感じはしますが・・・(笑)
たしかに、直訳の「教会の通路」だとなんとなく淡白でピンとこない気もします。
バージンロードという単語があるだけでも、やっぱりどこかロマンチックですよね*

海外の方がaisleのことを日本ではバージンロードということを知ったら、「日本人女性は結婚式の日まで処女を保っているものなのか?」という勘違いをしてしまうかもしれませんね(笑)
“バージンロード”という言葉が広まったのはいつから?
バージンロードという言葉が広まったのは、1997年にフジテレビの月9枠で放送されていた「バージンロード」というドラマがキッカケになっているのだそう。

バージンロードと言えば、安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」が有名ですね!
最終回の視聴率は28.3%を超えるヒット作だったようで、その頃から一気にバージンロードという言葉が広まったようです*
まとめ
“バージンロード”とはブライダル業界が作った和製英語だった!
というちょっとした豆知識のお話をしていきました♪
こういった情報を知れるとちょっと面白いですよね。
ぜひ友達などにもシェアしてみてください*
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