実際に結婚式をしてみて思ったのですが、“ドレスの持ち込み”って禁止をしている会場が本当に多いですよね・・・。
ペーパーアイテムやプチギフトなどは持ち込める式場が大多数ですが、なぜか頑なにドレスの持ち込みは禁止している式場が多い気がします。
私が結婚式を挙げた式場でもドレスの持ち込みが禁止されていたのですが、実は私自身ドレスの持ち込みに成功しています。
今回は、実際に私が試みた持ち込み禁止会場でドレスを持ち込む方法を伝授していきたいと思います!
ドレスの持ち込みに関して悩んでいるプレ花嫁はぜひ参考にしてくださいね!
目次
花嫁がついついドレスを持ち込みたくなってしまう理由
Instagramなどで花嫁アカウントを見ていると、

ドレスを持ち込みたいけど式場が持ち込み禁止・・・どうしよう・・・
と悩んでいる方って多い気がします。
ついついドレスを持ち込みたくなってしまう理由としては、“式場提携のドレスショップに好みのドレスがなかった”というのが一番多い理由でしょう。
実際に私も式場提携のドレスショップで4~5着ほど試着をしましたが、ピンとくるドレスが見つからず、楽しみにしていたドレス試着のはずが、あまりテンションが上がらなかったのを覚えています・・・。
カタログを見て「このドレス可愛い!」と思っても、

そのドレスは人気で当日埋まっちゃっているんです
とか

ちょうどサイズがなくて・・・
とか言われてしまうのも、あるあるですよね。
そうなるとやっぱり対策として思いつくのが、“ドレスの持ち込み”です。
でも、そこに待ち受けているのが、【ドレスの持ち込みは不可】という試練・・・。
人生に一度の結婚式。絶対に気に入ったドレスが着たいし、妥協だけはしたくないですよね。
一体、どうしたらいいのでしょうか・・・。
そもそも式場がドレスの持ち込みを禁止にしている理由は?
なぜ式場はドレスの持ち込みを不可にしているのでしょうか?
考えられる理由は、意外と納得のできる正当な理由でした・・・。
提携店の売上のため
式場は、ビジネスとして提携店と関係を持っています。
やはりそれなりの利益を出さなければいけませんし、式場と提携店は“年間でいくら売上をとる”というような見込みを立てていて、それに合わせて新作ドレスを作ったり仕入れたりしているんです。
衣装店は式場と提携をしているからこそ、無条件にお客さんが入ってきています。
そのため、式場側が「たまにはこっちのお願いも聞いて~」と言う感じで、割引をお願いすることもあるなど・・・
式場と提携店は、持ちつ持たれつの関係になっているということ。
そのため、持ち込みを安易に認めてしまうと、信頼関係が崩れてしまう可能性があるのです。
結局は売上目的だと思うとあまりいい気はしませんが、こういった理由があるからこそ、こちら側も理解したい点ではありますよね。
管理が大変だから
別の衣装店のドレスを持ち込む場合、式場は前日くらいからそのドレスを保管・管理しなければいけません。
ドレスは、大きいし重たいしかさばるしで、思っている以上に管理が大変です。
普段管理をしていないドレスだからこそ、式場側は神経質になってしまうんですね。
提携の衣装店にお願いをすれば、管理や準備なども一気に行ってくれるので手間もかかりません。
ちなみに、別のショップからドレスを持ち込む場合、式場側に以下のような+αの手間がかかります。
- ドレスの検品を行う
- 不備があった場合ドレスショップや新婦に確認しなければいけない
- 別の管理場所が必要になる
ただでさえ忙しいのに、このような手間がかかるのは式場も避けたいものですよね。
ドレスが持ち込めたとしても多額の持ち込み料がかかるのには、こういった理由があるからです。
持ち込み不可の式場でドレスを実際に持ち込んだ方法とは?
冒頭でも少しお話しましたが、私が結婚式を挙げた式場でも、ドレスの持ち込みは不可となっていましたが、実際にドレスの持ち込みに成功しました。
私の場合、少し異例ではあるかもしれませんが、持ち込んだ経緯などを紹介していきたいと思います。
もともとカラードレスを持ち込む約束で契約をしていた
私の場合、契約段階で式場とはカラードレスを持ち込む約束をしていました。

当初は、祖母の着物を使って和ドレスを作り、持ち込む予定だったんです。
そのため、ドレス1着分はもともと持ち込みする予定だったんですよね。
最終的には、式場提携で気に入ったものがなくウェディングドレスを持ち込む形になったのですが、“カラードレスは提携店でレンタルする”という条件で、持ち込みを承諾してもらいました。
交渉は意外と大変だった
意外とサラっとドレスの持ち込みができたことを書いていったのですが、実はそんなに簡単ではなく、私のような異例な場合でも交渉が意外と大変でした。
最初は、
- 「提携店のドレスには気に入ったものがなかった」
- 「ずっと前から着たいウェディングドレスがあった」
という旨をプランナーに話したのですが、やはり

ドレスの持ち込みは不可となっています。契約書にも実際に書いてあって・・・
というような説明をされました。
少し自分勝手ですが、
- 「やっぱりドレスは着たいものを着たいし妥協はしたくなくて・・・」
- 「ウェディングドレスが持ち込めないなら別の式場への変更を検討しています。チャペルがすごく気に入ったので残念なのですが・・・」
ということを伝えたりもしました。
そういった私の意見を踏まえた上で式場側も提携店に相談をしてくれたみたいで、最終的には

当初からカラードレスの持ち込みをするというお話だったので、こちらをウェディングドレスに変更するのはいかがでしょうか?代わりにカラードレスを提携店でレンタルしていただけるのであれば、ウェディングドレスの持ち込みを許可させていただこうと思うのですが・・・
と言う話で一件落着となりました。
言ってしまえば、交換条件のようなものですね。
やっぱり、持ち込み不可の式場でドレスを持ち込みたいのであれば、“契約前に交渉をする”のが一番楽なのかもしれません。
ドレスの持ち込みが禁止されている式場への交渉術
契約前に交渉をするのが一番良いとは言え、もう契約した後だと時すでに遅しですよね。
そういったときは、下記のような交渉術を試してみてください。
私が実際に行った交渉方法も含めてまとめていきます!
提携店では気に入ったドレスがなかったことを伝える
やはり提携店に気に入ったドレスがなかったことは正直に伝えましょう。
結婚式の主役は花嫁ですし、妥協したり気を遣ったりする必要はないですよ!
式場のスタッフも、新婦には気に入ったドレスを着てほしいと思っているはずです。
◆交渉方法・伝え方◆
- 「可愛いドレスもたくさんあったんですけど、好みのものがなくて・・・」
- 「私の希望がいろいろありすぎてワガママかもしれないんですが、気に入ったドレスがなくて・・・」
運が良ければ、この時点で持ち込み料を払えばOKにしてくれることもあるかもしれません。
式場解約も検討していることを伝える
私も実際に行った交渉方法ですが、ドレスの持ち込みができないのなら、式場を解約して別のところを探すかもしれない・・・というのを伝えてみましょう。
ただし、本当に式場変更を検討するほど、ドレスを優先したい場合のみです。
式場によってはこの交渉術でも断られてしまうケースももちろんありますが・・・
結婚式自体解約されてしまう場合と、ドレスを持ち込む場合とでは明らかに前者の方が利益損失になってしまうため、交渉を受けてくれる可能性が高くなります。
◆交渉方法・伝え方◆
- 「ここまで丁寧に対応してもらって申し訳ないのですが、ドレスを一番に優先したくて・・・」
- 「会場はすごく気に入っていてこちらで式を挙げたかったのですが、やっぱりドレスは着たいものを着たくて・・・」
“本当にここで式を挙げたかった気持ちはある”ことをワンクッション伝えると良いでしょう。
持ち込んだことがある花嫁の事例を探してみる
少しセコイやり方かもしれませんが、SNSやネットなどで検索をして、その式場でドレスを持ち込んだことがある人の事例を探してみましょう。
◆交渉方法・伝え方◆
「式場のことを調べていたら、ドレスを持ち込んだという人を見つけたのですが、この方はなぜ持ち込めたんですか?」
「今まで持ち込んだ人もうるんですよね!?なんで私はダメなんですか!?」と怒りたくなる気持ちもわかりますが、交渉は必ず下から出ること。
持ち込み不可の式場でドレスを持ち込んだ人でも、私のように異例の対応があったかもしれないし、何か事情があったはずです。
式場側からしたら少し厄介な交渉方法ではありますが、ちゃんと理由を聞いたうえで同じようにできないかを聞いてみると良いでしょう。
お金を払うことを条件に交渉する
少し高めに持ち込み料を支払うという条件を提案してみるのもいいかもしれません。
式場でレンタルをするのと同等くらいの金額を払えば持ち込みに応じてくれるケースもあるようです。
この場合だと10万円前後は持ち込み料として支払わないといけないので、予算はオーバーしてしまうかもしれませんが、どうしても・・・というときの交渉術として使ってみてください。
◆交渉方法・伝え方◆
- 「通常の持ち込み料よりも高く支払えそうなのですが、それでも持ち込みできませんか・・・?」
- 「高い持ち込み料を払ってでも着たいドレスが着たいんです・・・」
ドレスを自分のものとして持ち込むことを伝える
式場によっては、“レンタルのドレスの持ち込みがNG”としているところが多いです。
私の式場でもそうだったのですが、

レンタルの場合、そのショップさんへドレスを返さなければいけないので保管や管理の責任を追うことができないんです。
と、プランナーが言っていました。
持ち込み不可の場合でも、購入したものや手作りしたものであれば持ち込みをOKしてくれる場合もあります。
そのため、自分のものとして持ち込むことを伝えてみるのもいいかもしれません。
レンタルしたのに「買いました」と嘘をつくのはNGですよ!
◆交渉方法・伝え方◆
- 「自分で購入したドレスがあるので、どうしてもそれを持ち込みたくて・・・」
- 「母や姉妹が着たドレスを着るのが昔からの夢で、どうしても持ち込みたいのですが・・・」
- 「契約前に確認しなかったのがいけなかったのですが、自分で手作りのドレスを着たくて・・・」
持ち込みの交渉をする際のポイント
交渉をする際、なかなかやり取りがうまくいかずに、ついついイライラしてしまって強い口調になりがちです。
しかし、上手く交渉をするためには、できるだけ下から出るようにすること。
相手も人間ですから、怒っている厄介な人よりかは、下から丁寧に交渉をしようとしてくれる人の方が冷静に話を聞いてくれます。

式場とは今後の関係もあるので、できるだけトラブルにならないよう気を付けましょう!
まとめ
一生に一度しか着れないドレスだからこそ、やっぱり自分が気に入ったものを着たいですよね。
式場提携のショップに着たいドレスがなかった・・・という場合でも、我慢したり妥協したりする必要はありません。
我慢しても絶対に後から後悔するだけなので、ぜひ今回紹介した持ち込む方法や交渉方法を参考にして、悔いのない結婚式にしてくださいね!
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