
結婚式の写真を使って年賀状を送りたい!
そう考えている方も多いのではないでしょうか?
せっかく素敵な写真を残したのですから、積極的に使っていきたいですよね!
- そもそも結婚式後の年賀状っていらないのでは?
- 写真は絶対ないとダメ?
など疑問点がたくさんありますし、マナーにも気を付けたいところ。
そこで今回は、結婚後に送る年賀状のマナーや作り方のポイント、文例などをまとめていきたいと思います!
目次
結婚報告も兼ねた年賀状を出す際のマナーは?
まだ結婚報告をしていない人に向けて、結婚報告を兼ねた年賀状を送ろうと検討されている方も多いはず。
結婚報告を兼ねて年賀状を送る場合、守るべきマナーや注意点がいくつかあります。
詳しくは下の記事にて解説していますので、結婚報告を兼ねた年賀状を送る方は参考にしてくださいね。
結婚後に送る年賀状の書き方マナー・注意点
ここからは基本的な年賀状の基本マナーと注意点をまとめていきます。

昔に比べて年賀状を出す機会が減ってきたからこそ、マナーを見落としている方が多いです。
そんなに難しいマナーでもないので、しっかり確認しておき失礼のない年賀状を送りましょう!
年賀状を来る時期
元旦に届けたい場合は、12月25日までにポストへ投函するようにしましょう。
1月7日を過ぎると年賀状ではなく寒中見舞いとなってしまうため、遅くても三が日(1月1日~3日)までには届くようにするのが理想です。
年賀はがきを使わず通常はがきを使う場合は、「年賀」という朱書きを忘れないように!
そのまま出すと、年賀状としてではなく通常はがきの扱いとして年内に配達されてしまいます!
年賀状の書き方の構成
年賀状は次の6つの構成で書いていくのが基本です。
- 新年の挨拶・賀詞
- 昨年中のお礼・感謝
- 今年のお付き合い・ご指導を願う前文
- 近況・抱負・想いなどの本文
- 相手の健康・幸福を願う結び
- 年号・日付
新年あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました 結婚式にご出席いただきありがとうございます
夫婦で元気に正月を迎えました
来年も皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたします
令和〇年元旦
句読点・忌み言葉は使わない
結婚式やお正月などおめでたい行事には、句読点や忌み言葉を使わないのが基本的なマナーです。
「、」「。」は使わず、改行や1文字分開けるなどしましょう。
また、新年を迎える喜びやお祝いを相手に伝える年賀状には、忌み言葉を使わないように。

不吉な言葉や不幸を連想させるような言葉は避け、新年にふさわしい明るい言葉をチョイスしましょう!
特に年賀状でついつい使ってしまいがちなのが、「去年」という言葉。
去年の「去」は、“去る”という意味があり縁起が良くないので使わないように。

「昨年」「旧年」などと言った言い回しをしましょう。
忌み言葉はたくさんあるので下記の記事を参考にしてみてください。
賀詞の選び方に注意
文頭に書くお祝いの賀詞には、たくさんの種類があります。
それぞれ意味合いがあるので、相手に合わせて選べるようにしておくといいです。
漢字1文字の賀詞
- 寿…めでたい
- 福…幸せ
- 賀…喜び
- 春…新年
漢字2文字の賀詞
- 賀正…正月を祝う
- 賀春…新年を祝う
- 寿春…新年を祝う
- 初春…新年・年の初め
- 新春…新年
上記のような賀詞は一般的ですが、1~2文字は目上の人への敬意に欠けると言われています。
まとめて印刷する場合は、次のような4文字か文章の賀詞、英文などを使うと良いでしょう。
下記の賀詞は相手を選ばずに使って問題ありません。
- 謹賀新年
- 恭賀新年
- あけましておめでとうございます
- 新年おめでとうございます
- 謹んで新春のお慶びを申し上げます
- Happy New Year
元旦の意味の重複に注意
よくやってしまう間違いとして、賀詞を重複させてしまうことです。
例えば、「一月一日 元旦」という書き方はほとんど同じ意味の言葉になるので重複になるのでどちらかひとつを使うようにしましょう。
その他にも、「新年あけましておめでとうございます」という文章も「新年」と「あけまして」の意味が重複しているので要注意です。
宛名書きのルール
最近では宛名を横書きにする方も増えてきていますが、本来日本語は縦書きなので基本は縦書きで書くのがマナー。
裏面のレイアウトやデザインに合わせて横書きにしても問題はありませんが、目上の方にはできるだけ縦書きにした方がいいでしょう。
宛名書きをする際は次のポイントに気を付けてみてください。
- 縦書きの場合漢数字
- 住所は都道府県から書く
- マンション名は省略しない
- 名前は大きめに
- 連名の場合はそれぞれの名前に敬称をつける
- 家族全員宛てなら「ご一同様」
- 裏面に差出人住所を記載するなら宛名面には不要
- 通常はがきを使う場合は朱書きを忘れずに
宛名は本来毛筆や万年筆で書くのが理想です。
それが難しい場合は、筆ペンや水性ボールペンで記入しましょう。

色は黒が基本です!

薄墨は弔事用なので使わないように。青でも問題ありません。
書き間違いに注意
裏面も宛名面も同じことが言えますが、書き間違いをしてしまった場合は新しい年賀状に書き直すのがマナーです。

修正ペンを使ったり、二重線を使ったりするのはマナー違反になるので要注意。
書き損じはがきは郵便局へ持っていくと、手数料を支払うことで切手や郵便はがき等に交換してくれるので便利です。
ただし、切手部分が破損していると交換はできません。
また、年賀状購入後に身内に不幸があり出せなくなってしまったときなどは、手数料無料で切手や郵便はがきに交換してくれます。

年賀はがきでこういった困りごとがあれば、気軽に郵便局へ相談してみましょう!
夫婦で一緒に出すの?
結婚式後の年賀状は夫婦連名で出す人がほとんどです。
とはいうものの、無理に連名にする必要はありません。
夫婦二人で相談しながら連名で出すか検討しましょう。
そもそも結婚後の年賀状はいらない?出すなら誰に?意見を調査
時代の流れと共に、年賀状を出す機会が減ってきましたよね。
そのため、「そもそも結婚式後の年賀状はいらないのでは?」と考えている方も多いはずです。
いるかいらないかの問題は、受け取り側次第なので何とも言えませんが、Yahoo!知恵袋ではこんな意見がありました。
普段年賀状のやり取りはしなくても結婚式をした年の年賀状は大体皆ドレスの写真のを送って来ましたよ。
自分は特に何とも思わなかったです。
逆に結婚式に呼んでくれた(11月)のにその年に年賀状が無かった時は少し寂しかったです。
引用元:Yahoo!知恵袋
私はお祝いを頂いた方に全て年賀状かきましたよ。
全部書いてもそんな枚数にはなりませんでしたしね。(50枚くらい)
結婚式に来ていただいた方にはもちろん、近所のお祝いを頂いた方にも書きました。
マナーというか礼儀ではないでしょうか??
引用元:Yahoo!知恵袋
こういった意見を見ると、やはり結婚式に参加してくれた人やお祝いを頂いた方には年賀状を出した方がいいでしょう。
ただ、普段年賀状のやり取りをしていない相手の場合、「返事をした方がいいのかな?」と気を遣わせてしまう可能性もあるため、送る場合は“返信不要”である旨伝えておくといいかもしれません。

私は返信の気を遣わせるのが嫌だったので、家族・親族・恩師・仲の良い友人にだけ送ることにして、返信は不要であることも伝えました。

主賓や上司など、お偉いさんにはどちらにせよ年賀状は送った方がいいかもしれませんね。
結婚式後の年賀状を出す相手はグループ分けする
誰に送るか決めた後は、出す相手によってグループ分けをしていくのがおすすめです。

出す相手によって記す内容も書き分けるのがポイント!
例えば次のようなグループに分けてみましょう。
- 結婚式に出席してくれた・既に結婚報告をしている人
- 結婚式に出席していない・結婚報告をしていないが仲の良い人
- 結婚式に出席していない・結婚報告をしていない関係が薄い人

結婚式のゲストリストを見ながらリストアップしていくとスムーズです。
もし余裕があれば、上記のグループ分けにプラスして、親族、友人、目上の人など、関係性で分けておくとさらに良いでしょう。
特に3のグループ分けは慎重に行うこと。
年賀状だけのやりとりになっている知り合いや、あまりにも関係性が薄い人の場合、結婚式後の年賀状を送ることで「お祝いを催促をされているのではないか?」と思われてしまう可能性も。
そういった方には、結婚式の写真を使わず年賀状を送るか、そもそも年賀状自体を送らないのか、今一度慎重に検討しましょう。
また、2に関しても要注意。
残念ながら、中には他人の幸せを快く思わない人もいます。
一線引いて「この人は私たちの結婚を喜んでくれるかな?」というのを想像した上でグループ分けしてみるといいでしょう。
あまり良く思ってくれそうになければ、2のグループではなく3にするのが無難です。
結婚後の年賀状は写真なしでも大丈夫?
写真は送る相手によって変えるのがおすすめです。
先ほど上記で分けたグループだとしたら、1と2は結婚式の写真を使う、3は使わない、というように振り分けると良いでしょう。
写真を使う場合の注意点
結婚式に出席してくれた・結婚報告をしてくれた方には、ぜひ結婚式でふたりが一緒に写っている写真を使いましょう。
ただし、少しイチャイチャしすぎていたり、キスシーンだったりの写真は不快に思われる方もいるので要注意。
結婚式ではなく、新婚旅行のときの写真を使うのもいいかもしれませんね。

私は結婚式では和装を着なかったので、前撮りで着た白無垢の写真を年賀状に使いました♪

前撮りの写真は皆に見てもらう機会がなかったしちょうどよかったよね!正月っぽいし!
結婚報告がまだ済んでいない方への年賀状には、結婚相手の顔を知ってもらうためにも2人の顔がわかる写真を使うといいでしょう。
結婚式へ招待しなかった人へ送りたい場合は、式の写真より新婚旅行の写真や新居の前で撮ったツーショットなどを選ぶと良いです。
招待したけど来れなかったという方には、返って式の写真を使った方が喜ばれることも。
そういった事情を踏まえた上で写真を選ぶと良いでしょう。
仕事関係の人や、普段あまり話さない人に送る場合は、写真は入れずに絵のデザインのものが無難かもしれません。
結婚をしたからと言って、必ずしも写真を使わなければいけないという決まりはありません。
相手との関係性に応じて決めていきましょう。
結婚式後の年賀状コメントに使える!文例まとめ
上記のポイントを押さえたうえで、年賀状コメントに使える文例をまとめていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
余裕があれば、結婚式に招待した人・出席できなかった人・招待自体しなかった人など、送る相手によって文例を変えると丁寧で気持ちも伝わりやすいです。
結婚式に出席してくれた人向けの文例
皆さまのあたたかい祝福を胸に ふたりで力を合わせ 笑顔のあふれる幸せな家庭を築いていきたいと思います
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
まだまだ未熟なふたりではありますが 今後ともご指導よろしくお願いいたします
新年が明るく希望に満ちた年でありますよう お祈りしております
まだまだ未熟なふたりですが 本年も変わらぬご交誼をよろしくお願い申し上げます
未熟なふたりですが 本年も宜しくご指導賜りますようお願い申し上げます
結婚式に招待していない・出席していない人向けの文例
昨年〇月〇日 私たちは結婚いたしました
これからはふたりで力を合わせて 明るい家庭を築いてまいります
これからも末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
結婚式に出席していない・結婚報告をしていない人への文例
ご報告が遅れてしまいましたが 私たちは昨年〇月〇日に結婚いたしました
本年もご指導賜りますようお願い申し上げます
これからはふたりで力を合わせ 幸せな家庭を築いていこうと思います
どうぞ末永い御交誼を宜しく御願い申し上げます
新居のお知らせを兼ねる場合の文例
何かと至らぬふたりですが 今後とも末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます
お近くにお越しの際は ぜひお気軽に新居へお立寄り下さい
喪中だけど結婚式後の年賀状を出したい場合は?
喪中の場合、基本的に年賀状は出しません。
まずは喪中はがきを優先させますが、喪中はがきで結婚報告をするのもNGです。
喪中だけど結婚報告をしたい!という場合は、11月中に喪中はがきを出し、翌年の寒中見舞いとして結婚報告をしましょう。
寒中見舞いの時期は、松の内(1月7日)があけた1月8日~立春の2月4日までです。
万が一12月に喪中になってしまった場合は、年賀状は出さず、相手から年賀状が送られてきた場合のみ、お返しとして寒中見舞いを出します。
この際、「喪中のため新年のご挨拶は控えさせていただきました」と伝えると丁寧です。
年賀状おすすめ注文サイトを紹介!
結婚式の年賀状は、注文サイトを使って送るのがおすすめです。
おしゃれなレイアウトがあったり、綺麗に写真を印刷してくれたりするほか、宛名書きを済ませてそのまま相手の住所へ投函してくれるサービスもあります。
便利なのでぜひ活用しましょう。
おすすめの年賀状注文サイトは次の記事にて紹介していますのでぜひご覧ください。

20201年・令和3年最新版です!
先輩花嫁の年賀状実例を紹介!
「結婚式後の年賀状を送りたいけどどんなデザインにすればいいかわからない!」
という方に向けて、先輩花嫁の年賀状実例をピックアップしてみました♪
デザインや構成、写真の選び方などの参考にしてみてください!
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まとめ
結婚式後の年賀状を送る場合は、誰に送るのかをグループ分けして、相手に合わせた写真・文言で送るのがおすすめ!
結婚式に招待した人・出席できなかった人・招待自体しなかった人・結婚報告自体していない人など、細かくグループ分けして送るとより丁寧です。
写真の選び方やデザインは、送る相手との関係性に応じて決めていくとgood。
基本的な年賀状のマナーを守りつつ、新年らしく明るい気持ちで受け取ってもらえるような年賀状を送りましょう!
記事ID:3121
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