結婚式の招待状が家族や子供の連名で届いたとき、返信はがきはどのようにして書けばいいのか悩んでしまいますよね。
特に、「夫のみ出席したい」「子供は参列できない」という場合の宛名の書き方など、どう書くのが正しいのか気になるところ。
今回は、連名で結婚式の招待状が届いたときの返信マナーをまとめていきます!

一言メッセージの文例も紹介していきますよ!
目次
結婚式招待状の基本的な返信マナー
まずは、招待状返信における基本的なマナーをチェックしておきましょう!
二重線の書き方や自分の敬称の消し方などは、連名でも個人でも基本的に同じです。
- ペンは毛筆、筆ペン、万年筆で黒か濃紺のインクを使う
- 返信はがきの新郎新婦の名前の下の「行」を二重線で消し「様」に書き換える
- 「御」「御芳」などの自分への敬称は二重線で消す
- 二重線は定規を使って真っすぐ丁寧に書く
- 忌み言葉・重ね言葉・句読点は使わない
基本の返信マナーは下記の記事でまとめていますのでご参考ください。

メッセージの文例も紹介しています!
誰が招待されている?宛名をしっかりチェック!
結婚式の招待状が届いたら、まずは誰が招待されているのか宛名をしっかりチェックしましょう。
結婚式は招待されている人のみが参加できます。
- あなただけ招待されているのか
- 夫婦で招待されているのか
- 家族も含めて招待されているのか
など確認しましょう!
あなたの名前しか記載されていないのであれば、招待されているのはあなただけなのであなたのみが参列できます。
夫婦の名前が記載されているのであれば、夫婦2人で結婚式に参列できます。
相手がどちらかと面識がない場合は次のように「奥様」「御奥様」「令夫人」などと書かれていることがあります。
子供が複数人いる場合でも、書かれている人のみの参列になります。
相手があなたの子供と面識がない場合や、夫婦と子供合わせて4人以上の家族が招待される場合は、「御家族様」「ご家族様」と書かれるのが一般的です。
招待状が連名で届いたときの返信はがきの書き方
夫婦や家族など連名で招待状をいただいた場合の返信はがきの書き方のマナーは、基本的に個人で届いたときと同じで難しいことはありません!
ポイントとしては、招待された人全員で出席をするのか、一部の人のみが出席するのかを分かりやすく書くこと。
新郎新婦は返信はがきの内容を頼りに席次表や引き出物を選びます。

出席人数に間違いがないようにしましょう!
夫婦宛の返信はがきの書き方
- こちらに対する敬称の「御」「御芳」は二重線で消す
- 「出席」に丸を付け「御欠席」を二重線で消す
- 芳名欄に夫と妻の名前を記入する

空白にはお祝いのメッセージを加えるとより丁寧です!
苗字は夫の分だけでOK。夫、妻の順番で名前を書きます。
- こちらに対する敬称の「御」「御芳」は二重線で消す
- 「出席」に丸を付け「御欠席」を二重線で消す
- 芳名欄には出席できる人の名前だけ記入する
- メッセージ欄に欠席理由を書く
欠席理由が出産や家族のお祝い事などの場合はしっかりと理由を書いた方がいいですが、病気やケガ、身内の不幸などの場合は濁らせた書き方をするのがマナーと言われています。

「諸事情で」「やむを得ない事情で」などぼかした言い方で書きましょう。
【メッセージ例】
妻は出産を控えているため 夫○○のみ出席させていただきます
おふたりの幸せを心よりお祈り申し上げます
当日お祝いできることを楽しみにしていましたが
子供が生後間もないので 夫○○のみ出席させていただきます
結婚式を楽しみにしていましたが 夫は出張のため
妻○○のみ出席させていただきます
お二人の晴れ姿を楽しみにしています
せっかくご招待いただきましたが
やむを得ない事情があり 妻○○のみ出席させていただきます
- こちらに対する敬称の「御」「御芳」は二重線で消す
- 「欠席」に丸を付け「御出席」を二重線で消す
- 芳名欄に夫婦の名前を記入する
- メッセージ欄に欠席理由を書く
夫婦どちらも欠席する場合の返信はがきの書き方は、個人で招待されたときとほとんど同じです!
結婚式を欠席する際の招待状の返信マナーは下記にまとめていますのでご参考ください。
家族宛の返信はがきの書き方
- こちらに対する敬称の「御」「御芳」は二重線で消す
- 「出席」に丸を付け「御欠席」を二重線で消す
- 芳名欄に出席する全員の名前を書く
「令夫人」「御家族様」という宛名で招待状が届いた場合も、出席する全員の名前を書くのがマナーです。

相手側が奥さんや子供の名前を知らない可能性があるのでしっかり記入しましょう!
苗字は夫の分だけ、名前を書く順番は、夫、妻、子になります。
また、相手側が子供の年齢を知らない場合は、料理の手配や披露宴進行の参考にもなるため、年齢も書いておくと丁寧です。
- こちらに対する敬称の「御」「御芳」は二重線で消す
- 「出席」に丸を付け「御欠席」を二重線で消す
- 芳名欄には出席できる人の名前だけ記入する
- メッセージ欄に欠席理由を書く

出席する人の名前だけ記入しましょう!
- こちらに対する敬称の「御」「御芳」は二重線で消す
- 「欠席」に丸を付け「御出席」を二重線で消す
- 芳名欄に家族全員の名前を記入する
- メッセージ欄に欠席理由を書く
全員欠席をする場合は、個人宛で招待状が届いたときのマナーとほとんど同じです。

名前は全員分書きましょう。
まとめ
連名で結婚式の招待状をいただいた場合でも、基本的には個人宛の返信はがきのマナーとほとんど同じです。
大きな違いとしては、連名の場合“出席する人の名前”をしっかり記入すること!
- 夫婦・家族揃って出席する際は芳名欄に全員の名前を書く
- 誰かが欠席する際は出席する人の名前のみ芳名欄に書く
このポイントを押さえておけば、個人宛の返信マナーを軸にしておくだけでOKです!
相手に失礼にならないよう、連名で招待状が届いた場合はぜひ今回紹介した情報を参考にしてみてくださいね。
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