結婚式の招待状が届いたら、返信ハガキを転送しなければいけません。
とはいうものの、返信マナーは誰かに教えてもらう機会などもなく、
- 返信ハガキの書き方がわからない
- どのくらいのタイミングで返信をするべき?
- メッセージは添えた方がいいの?
など、わからないことだらけという方も多いのではないでしょうか?
今回は、結婚式の招待状の基本的な書き方や出す時期など、社会人として知っておきたい返信マナーを紹介していきます!
目次
返事はメールでもいいの?返信ハガキが基本!
最近ではメールやLINEでのやり取りが主流になっていますが、結婚式の招待状が届いたら、出欠の返事は返信ハガキを出すのが基本的なマナーです。
招待状を送る前に新郎新婦から結婚式に出席できるかどうかを伺う連絡がくることがあります。
この場合、先にメールやLINEで出欠の連絡をしているかもしれませんが、しっかりと返信ハガキで返しましょう。
返信ハガキを送るベストタイミングは?
ゲストからの出欠確認を行ってから新郎新婦は引き出物や席次表の準備を開始します。
そのため、できれば返信は早い方がいいです。
ベストタイミングは2~3日以内、遅くても1週間以内には出すようにしましょう。

返事が早いと「結婚式に出席したい!」という気持ちが伝わりやすいです!
ただし、これはあくまで出席だった場合です。
欠席をする場合は、早すぎるタイミングで返信をしてしまうと新郎新婦に「私たちに会いたくないのかな」と思わせてしまうため、1週間を目安に送りましょう。
返事が1週間以上遅れてしまった場合
多忙だったり忘れてしまったりでうっかり返事が遅れてしまった場合は、返信ハガキを送る前に一度電話やメールで直接謝罪をすると丁寧です。
さらに返信ハガキにもお祝いのメッセージと共に返事が遅れたことに対する謝罪の一言を書いておくと良いですよ。
予定がわからなくて返事ができない場合
通常、結婚式の招待状は2~3ヶ月前に届きます。
少し先になるためまだ予定が明確でないこともあるでしょう。
そんなときは、その旨を電話やメールで連絡し、いつ頃返事ができるかを直接伝えてください。
招待状の返信ハガキはだいたい1ヶ月くらいの返信期限が決められています。
最低でもこの期限が守れるように予定を立てて返信できるようにしましょう!
返信ハガキの書き方マナー!縦書き・横書き別
出欠に○を付ける、各項目を記入する・・・返信ハガキはそれだけではなく、しっかりとしたマナーがあります。
表面・裏面それぞれ縦書き・横書き別で書き方のマナーをまとめていきますのでチェックしておきましょう!
縦書きの書き方
【表面】
返信ハガキの表面には、新郎新婦の名前と住所が記入されています。
相手の氏名の敬称の「宛」や「行」に二重線を引き、「様」に書き直しましょう。
新郎新婦連名になっている場合、「様」は2名分書きます。
二重線は、縦線でも斜め線でもOKです。
ひとつ裏ワザとして、二重線の代わりに「寿」という字を使うという方法があります。

おめでたさが増す素敵な裏ワザ!ぜひ使ってみてくださいね!
【裏面】
裏面は下の4つのマナーを守りましょう。
見落としがちですが、「ご住所」の「ご」や「ご芳名」の「ご芳」は自分への敬称になるので二重線で消すのがマナーです。
上記と同様「ご」を消します。
出席の場合は、「慶んで」「させていただきます」を追記してメッセージにするとより丁寧です。
出席の場合は「ご欠席」を二重線で消しましょう。
氏名・住所の記入も忘れずに。
また、結婚のお祝いメッセージや、式を楽しみにしていることが伝わるメッセージなど一言添えるとより気持ちが伝わります。

メッセージ欄が設けられていない場合でも、空白にメッセージを添えましょう。
その場合、忌み言葉や重ね言葉、「、」「。」の句読点は使わないのがマナーです!
横書きの書き方
横書きの場合でも、基本的には縦書きと同じマナーです。
上の画像を参考にしつつ記入してくださいね。
欠席する場合の返信ハガキの書き方
結婚式に出席できない場合は、欠席理由の書き方など別途で確認しておきたいマナーがあります。
欠席の招待状返信マナーについては下の記事でまとめていますので参考にしてみてくださいね。
欠席する場合の文例も紹介しています!
返信ハガキに添える返信メッセージの文例!出席編
一言とはいえ、メッセージ欄や空白にどんな言葉を書けばいいのか迷ってしまいますよね。
相手との関係性別に出席する場合のメッセージの文例をまとめていきます*

上記でも説明した通り、忌み言葉や重ね言葉、「、」「。」の句読点は使わないようにしましょう!
友人への文例
○○の花嫁姿を楽しみにしています
準備など式まで慌ただしいかと思いますが
体に気を付けてね
結婚式へお招きありがとう
とても楽しみです
幸せのおすそわけしてね
会社の同僚・後輩・部下への文例
仕事も家庭も充実していて羨ましい!
慶んで出席させていただきます
慶んで出席させていただきます
おふたりの末永い幸せをお祈りしています
自分のことのように嬉しいです
末永くお幸せに
会社の先輩・上司への文例
慶んで出席させていただきます
おふたりの晴れ姿を心より楽しみにしております
喜んで出席させていただきます
おふたりの末永い幸せをお祈り申し上げます
兄弟・親戚への文例
幸せいっぱいの家庭を築いていってください
○○ちゃんの花嫁姿が楽しみです
慶んで出席させていただきます
お幸せに!
挙式・披露宴どちらかのみ参加する場合の文例
あいにく諸事情により挙式のみ出席させていただきます
当日の晴れ姿を心待ちにしています
所要により挙式には駆けつけることができませんが
披露宴には出席させていただきます
○○さんの晴れ姿を楽しみにしています
受付やスピーチ、余興など頼まれた場合の文例
お招きありがとう
受付 慶んでお受けします
晴れ姿を拝見できるのが楽しみです
慶んで出席させていただきます
とっておきの余興で祝福するので楽しみにしていてね
おふたりの晴れの門出に立ち会わせていただけること
うれしく思います
スピーチ緊張するけど頑張るね
返信ハガキはどのペンで書くのが理想?
水生のボールペンでも問題はありませんが、基本的には筆ペンか毛筆、万年筆で書くのがマナーです。
ペンのインクの色は黒か濃紺です。
グレーはお葬式などの不祝儀用なのでNG。
カラフルなインクなども避けた方がいいとされていますが、最近ではイラストやシールなどでかわいく装飾する人も増えてきています。
イラストなど添える場合は、新郎新婦との関係性や返信先などに注意した上で書くようにしましょう。
まとめ
結婚式の返信ハガキのマナーは、わかっているようで見落としがちです。
- メールやLINEではなく返信ハガキをしっかり出す
- 出席の場合は2~3日以内、欠席の場合は1週間程度で出す
- 相手の敬称を「様」に書き直し、自分の敬称を二重線で消す
- 忌み言葉や重ね言葉、句読点は使わない
- 筆ペン・毛筆・万年筆で書く
- ペンのインクの色は黒か濃紺
- イラストを添える場合は関係性や返信先に注意
社会人の基本的なマナーなので、失礼のないようにしっかりチェックしておきましょう!
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