
やむを得ない事情で結婚式を欠席してしまった。
そんなときは、お祝いの気持ちを祝電(電報)として伝えましょう。
普段の生活では祝電を送る機会があまりないからこそ、マナーはしっかりチェックしておきたいところ!
今回は、そんな祝電(電報)の送り方マナーを解説していきます!
送る場所やタイミング、宛名の書き方から例文までまとめていきますのでぜひご参考ください!
目次
そもそも祝電(電報)とは?
電報とは、文書を電信として配達するサービスのこと。
一般的には、結婚式のお祝いやお葬式のお悔みなどにメッセージを送る手段として利用されています。
結婚式や出産祝いなど、お祝いのメッセージを伝えたい際の電報を「祝電」と呼び、結婚式では新郎新婦が受け取るだけではなく式中にメッセージが読み上げられたり、ウェルカムスペースなどに飾られたりすることも*
なお、電報は結婚式やお葬式に参列しない人が送るのが一般的です。
- 結婚式に招待してもらったがやむを得ず参列できなかった
- 招待されていないが親戚付き合いなどがありお祝いの気持ちを伝えたい
など、上記のような人が送るのが一般的で、会社の同僚や仕事での取引先、趣味のサークルなど、団体や複数名で送られることも多いです。

一般的ではありますが特に決まったルールはありません!

サプライズであえて参列者が祝電を送ることなんかもありますよね♪
電報の種類
最近ではネットなどで簡単に手配できるようになり、定番のカード型電報から、お花やぬいぐるみ、バルーンなどが付いたおしゃれな電報など、とにかく種類が豊富で選ぶのが楽しくなってしまいます*

予算の幅も広く、送る相手との関係性や好みによって選べるのが嬉しい!
電報の相場料金
サービスや種類によって異なりますが、メッセージ料金+台紙料金+手配料金で、約1,000円から電報を送ることが可能です。
お花やぬいぐるみ、バルーンなどが付いたものはもう少し値段が高くなり、中には1万円以上する豪華な祝電まで用意されています。
手配の流れ&手配前に確認しておくべき項目
電報を送る場合の流れは以下の通りになります。
- インターネットで台紙やギフト、形態を選ぶ
- メッセージ・届け先・差出人・日時などの情報を入力し料金を支払う
- 当日指定先に直接届く

最初は本当に届くかな?と不安になってしまいますが、大丈夫!電報専門のサイトであれば安心して手配できます!

基本的にウェブ上ですべて手配ができるのは便利ですよね。中には電話での申し込みができるところもあるので自分の使いやすいサイトを選びましょう!
手配する前に確認しておくべき項目
祝電を手配する前に下記の項目を必ずチェックしておきましょう!
- 披露宴会場の住所・名前
- 新郎新婦の氏名
- 結婚式当日に日時
- 会場に届ける日時

確認できていないと注文が進まないので要注意!
祝電を手配する際の注意点
電報サービスのサイトによっては、到着までに日数がかかる場合があります。
ギリギリになってしまうと“当日間に合わなかった”という事態になりかねないので、到着までにかかる日数を必ず確認の上注文するようにしましょう。
例えば、A社は18時の申し込みで当日中の配達ができたとしても、C社では15時まででなければ翌日の配達になってしまったり、台紙の種類によって2、3日時間がかかってしまったりするケースもあります。

できるだけ余裕をもって手配できるようにしておきましょう!
祝電の送り先とタイミングのマナー
祝電を送る際最も重要なマナーになるのが、送付先と送るタイミングについてです。
送り先(届け先)は?
送り先(届け先)は、必ず披露宴が行われる会場宛てに送りましょう。
式場によっては、披露宴会場がいくつも用意されている場所もあります。
しっかり新郎新婦の元へ届けられるよう、下記項目は必ず記入するようにしましょう。
- 結婚式の日時
- 両家の名前
- 披露宴会場名
- 新郎新婦どちらかのフルネーム
送るタイミングは?
一般的に結婚式の祝電は前日に届くよう手配するのがマナー!
当日の朝でも問題ありませんが、当日は式場がバタバタしている関係で準備が間に合わず、披露宴でメッセージを読み上げることができないケースもあります。
とはいうものの、早ければ早いほどいいというわけではないので要注意!
式場にはより多くの電報が届くため、前日より早くに手配してしまうと受け付けてもらえない場合があります。
そのため、できれば前日に届けるのがいいでしょう。

心配な方は、送る前に式場へいつから受け付けてもらえるのか確認しておくとより安心です!
ギフト付きの祝電を送りたい場合、式場によっては大きめのものは受け取れないケースもあるので、こういったものも受け取り可能かどうか聞いておきましょう!
祝電の宛名・差出人名の書き方
祝電を手配する際、意外と頭を悩ませるのが宛名の書き方。
宛名の書き方は新郎新婦との関係性によって変えた方がいい場合もあるのでチェックしておきましょう!
宛名の正しい書き方
直接知り合いの場合は、新郎新婦の名前を連名にします。
新姓と旧姓で迷った際は、頂いた招待状を確認してそこに記入されている名字で書きましょう。
新郎新婦のどちらかのみと知り合いで相手の方との面識がない場合は、無理に連名で書かず片方のみでも失礼にはなりません。
新郎新婦とはそこまで面識がなく親族の知り合いなどの場合は、新郎新婦ではなくご両親の宛名にした方が自然です。
式場は両家のご両親の名前も把握しているため、新郎新婦の名前でなくてもしっかり届きます。
差出人の正しい書き方
差出人には次のような情報を記載しておくと丁寧です。
- 自身の名前
- 住所
- 電話番号
- 肩書
同僚や取引先など会社関係の方に送る祝電には、会社名や所属先、役職なども記入しておきましょう。
差出人が連名の場合
複数名や団体で祝電を送る場合、「○○一同」とまとめるか個人名を重ねるかのどちらかになります。
個人名を重ねる際は目上の人から順番に書いていくのがマナー。
全員同級生・立場が同等の場合は名前順で書きましょう。
なお、祝電は披露宴で読み上げられることがありますので、あまりたくさんの名前を並べるのは控えた方がいいです。
3人以上になってしまう場合は、「○○一同」という書き方でまとめましょう。
祝電の書き方で気を付けるべき注意点
結婚式などの慶事で祝電を送る場合、気を付けるべき注意点がいくつかあります。
しっかり守り、失礼のないよう祝福の気持ちを祝電で伝えましょう!
忌み言葉と重ね言葉に気を付ける
慶事で使用する文面は、忌み言葉と重ね言葉に注意するのが基本的なマナーです。
例えば、別れる・切れる・離れる・終わるなど、不幸や別れを連想させるような縁起の悪い言葉や漢字は“忌み言葉”と言って、結婚式で使うのはタブーとされています。
また、さまざま・たびたび・次々・どんどんなど、同じ言葉を重ねる“重ね言葉”も、1度きりがいいとされている結婚式で使うのはよくないので要注意。

最近ではそこまで気にする人はいませんが、念のためチェックしておきましょう!
忌み言葉や重ね言葉などのNGワードは意外にもたくさんあります。下の記事でまとめているので心配な方は確認しておいてくださいね。
句読点はつけない
見落としがちですが、「、」「。」の句読点も、区切りや終わりを連想させるということで結婚式の場では相応しくないとされています。
句読点を使いたい際は、スペースをあけるようにしましょう。
ギフト付きの祝電を選ぶ際のポイント
より喜んでもらいたい!という気持ちで、お花やぬいぐるみ、バルーンなどギフト付きの祝電を贈ろうと検討している方も多いはず。
最近では特にギフト付きの電報が普及しているので、反対に「台紙だけだとつまらないと思われるのでは?」と感じてしまう方もいると思いますが、メッセージだけでもお祝いの気持ちはしっかり伝わるものです*
ギフト付きの電報で一点注意してほしいのが、結婚式の雰囲気に合うギフトを選ぶことです。
ギフト付きの電報には本当にたくさんの種類があり、頂いたものはウェルカムスペースや会場に飾るのが主流になっています。
中には、「ギフト付きの電報を貰ってとても嬉しかったけど、式の雰囲気やコンセプトに全く合わず少し迷惑だった」という声があるのも事実です。
これを避けるためには、事前にどんな雰囲気の式にするのかリサーチしておきましょう!
- 「どんなコンセプトで結婚式するの?イメージカラーとかは?」
- 「当日行けないから式の雰囲気どんな感じなのかなって知りたくて!」
こういった聞き方であれば自然と式の雰囲気をリサーチできますよ!

特にキャラクターのぬいぐるみなどを選ぶときは注意したいですね!
祝電で使いたい!メッセージの例文まとめ
いざお祝いの言葉を贈ろう!と思っても、どんなメッセージにすればいいのかって悩んでしまいますよね。
そんなときは、下記記事をご参考ください!
電報を含め、結婚祝いに使えるメッセージの例文を相手別でまとめています。
参考にしつつ、自分のオリジナルメッセージも加えてお祝いの気持ちを伝えましょう*
おすすめの電報サービスサイト
下記記事では、おすすめの電報サービスサイトを紹介しています。
少し変わったオリジナル台紙から、キャラクターのぬいぐるみ付き電報や、新しい“食べられる”電報、今流行りのバルーン電報まで、素敵な電報サービスサイトが盛りだくさん!
ぜひご参考ください♪
まとめ
誠実にお祝いの気持ちを伝えたいのなら、祝電の送り方マナーをしっかりチェックしておくことが大切です!
- 送る場所は披露宴会場
- 前日までに届けるようにする
- 宛名・差出人の書き方はより詳しく
- 忌み言葉と重ね言葉に気を付ける
- ギフト付き電報を選ぶ際は結婚式の雰囲気に合うように
上記ポイントをおさえて、お祝いの気持ちを祝電に載せて送りましょう。
あなたの素敵な想いは、新郎新婦にしっかり伝わるはずです♪
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