遠方だったり、なかなか会う機会がなかったり、結婚祝いのご祝儀やプレゼントを郵送で贈ろうかと検討されている方も多いのではないでしょうか?
その場合、送り方や贈るタイミング、のしや宛名の書き方など、マナーやエチケットが気になるところですよね。
今回は、結婚祝いを郵送で贈る際に気を付けるポイントやマナーについてまとめていきます。
目次
そもそも結婚祝いを郵送で送ること自体大丈夫なの?
結論から言うと、結婚祝いを郵送や宅配で贈ること自体はマナー違反ではありません。
本来であれば、大安など六曜の吉日に自宅まで伺って直接手渡しするのが正式とされていましたが、時代の変化とともに郵送することはごく一般的となっているので心配する必要はないでしょう。
結婚祝いを郵送する際のマナー・気を付けるべき6つのポイント
結婚祝いを郵送する場合は、気を付けておかなければいけないポイントがいくつかあります。

お祝いの気持ちを誠実に伝えるためにも、マナーをしっかりとチェックしておきましょう!
贈る時期・タイミング
結婚祝いのご祝儀やプレゼントを贈る時期は状況によって変わってきます。
挙式当日の1~2ヶ月前くらいに送るのがマナーです。
遅くても1週間前までに送るようにしましょう。

結婚式の直前や当日は避けるのが基本です!
結婚式に招待されたけど欠席する場合は、上記と同じように、挙式当日の1~2ヶ月前・遅くても1週間前までに郵送します。
招待されていない場合は式が終わってから1ヶ月以内に送るようにしましょう。
招待されていないのに式前にお祝いを送ってしまうと、招待しなかったことを新郎新婦が気にしてしまうため避けた方が無難です。
結婚式を行わない新郎新婦へ結婚祝いを贈りたい場合は、結婚報告を受けてから早ければ早いほど気持ちは伝わりやすいでしょう。
ただし、結婚祝いを送るのは本人たちから報告を受けた場合のみです。

人づてや噂で聞いただけで結婚祝いを送るのはNG!相手に気を遣わせてしまいます。
今の時代、お日柄や六曜など気にする人は減ってきましたが、大安、友引、先勝など、吉日とされている日に届くよう郵送の手配をするとお祝いの気持ちがもっと伝わりやすいです*

余裕があれば時期とタイミングを合わせてみましょう。
包み方・のしの書き方
現金ではなくプレゼントでご結婚祝いを送る場合、包み方やのしの選び方にもマナーがあります。
まず、のしは金銀または紅白の10本の水引で結ばれた“結び切り”ののし紙を使用するのが基本です。
一度結ぶと簡単にはほどけない結び方である結び切りは、人生において一度きりでいい事柄である結婚式に用いられます。
蝶々結びののしもありますが、こちらは出産や入学などのお祝い事に使用するもので結婚にはNGとされているので要注意!
表書きには、「寿」「ご結婚お祝」「御祝」「御結婚御祝」などを記入し、水引の下に送る人の名前を記入しましょう。

ネットなどで購入すると、サービスとして結婚祝い用ののしをつけてくれる場合もあるので楽ですよ。
宛名の書き方
郵送をする場合、相手の宛名を書く必要がありますが、新郎新婦どちらの名前を書くのかそれとも両方の名前を書くのか、旧姓を使うべきなのか、など悩んでしまいがち。
新郎新婦どちらかと知り合いで相手のことはあまり知らないという場合でも、基本的には連名で送ると丁寧です。
新婦の名前を記入する場合、入籍をしているのであれば新しい苗字で、入籍前であれば旧姓で送りましょう。
プレゼントの選び方・金額相場
現金ではなくプレゼントを送る場合、品物の選び方にも注意が必要です!
特に、“縁を切る”ことを連想させる包丁やハサミなどの刃物、“割れる・壊れる”ことを連想させるガラスや陶磁器などは良くないとされています。
結婚祝いで選んではいけないNGの品物やおすすめのギフトに関しては、次の記事で紹介しているのでチェックしてみてくださいね↓↓
また、プレゼントの金額相場は、相手との関係性や結婚式に出席したかしていないかによって変わってくるので、下記の表を参考にしてみてください。
関係性 | 披露宴に出席 | 披露宴に欠席 |
---|---|---|
友人・同僚 | 3,000円~10,000円 | 10,000円~20,000円 |
上司・目上の人 | 3,000円~5,000円 | 3,000円~20,000円 |
部下・目下の人 | 3,000円~5,000円 | 3,000円~20,000円 |
兄弟・親戚 | 10,000円~30,000円 | 30,000円~ |
お祝いのメッセージを添える
直接手渡しができないため、お祝いのメッセージや手紙を添えるとよりお祝いの気持ちが伝わりやすいです。
送る手配が間に合わなかった場合は、お詫びのメッセージも忘れないようにしてくださいね。
ゆうパックや宅配便で送る
プレゼントを郵送する場合、ゆうパックや宅配便で問題ありません!
相手の都合に合わせて時間指定などをしておくとより気遣いが伝わりますよ。
昔までは結婚祝いの品物を郵送した旨を“送り状”として手紙で送るのがマナーでしたが、最近ではそこまで重視する必要はありません。

プレゼントと一緒にメッセージを添えるだけで十分です!
ご祝儀として現金を郵送する場合のマナー
プレゼントや品物ではなく、現金を郵送する場合は、基本的なご祝儀のマナーを軸にしながら現金書留で送ります。
現金を郵送する際の金額相場や贈り方のマナーに関しては、下記記事で紹介しているのでチェックしてみてくださいね↓↓
まとめ
結婚祝いのご祝儀やプレゼントを郵送で送ることはマナー違反ではありませんが、気を付けておきたい項目がいくつかあるので注意してくださいね。
- 送る時期は結婚式の出欠席で変わる
- タイミングはお日柄や六曜を気にすると◎
- のしは金銀または紅白の10本の結び切り
- プレゼントの選び方にもマナーがあるので要注意
- お祝いのメッセージを添えると◎
- 送り方はゆうパックや宅配で
- 現金を郵送する場合は現金書留で送る
以上のマナーをしっかり守ることでより誠実なお祝いの気持ちを伝えましょう*
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