新型コロナウイルスの影響で、結婚式を延期・中止にするカップルが増えてきました。
しかし、結婚式の延期や中止にはかなりのキャンセル料がかかってしまうため、やむを得ない事情で予定通り決行する方たちも少なくありません。
そういった場合のゲスト側の欠席の伝え方と断り方、その後のアフターケアについてまとめていきますのでご参考ください。
目次
コロナなのに新郎新婦が結婚式を決行する理由って?
結婚式を延期・中止にするカップルが増えてきた一方で、結婚式情報サイトHanayume(ハナユメ)
で行われたアンケートでは、一部予定通り決行するカップルがいるということがわかっています。
予定通り結婚式を決行すると連絡がきたとき、「このご時世結婚式を決行するなんておかしい!」と思ってしまうのも無理はありません。
しかし、決行するのには新郎新婦側のやむを得ない事情があることが考えられます。
多額のキャンセル料がかかる
やはり大きな事情としては、結婚式を延期・中止すると多額のキャンセル料がかかってしまうという点でしょう。
結婚式を行ったことがない方はあまり想像がつかないかもしれませんが、特に直近の延期や中止になってしまう場合は、結婚式費用の全額のキャンセル料がかかってしまうことがあります。
つまり、平均して約300~500万円ほど新郎新婦はキャンセル料を支払わなければいけないということ。
こういった世間の事情を踏まえ、最近ではキャンセル料を請求しない式場も増えてきましたが、中には請求する式場も少なくないのです。

300~500万円なんて、簡単に支払える金額ではありませんよね。
こういった事情があることも、頭の隅に入れておいてほしいと思います。
新郎新婦たちも悩んでいます
実際に、当ブログにも、結婚式の延期について相談を寄せてくださる方が非常に多くなっています。
皆さんが口を揃えて言うのは、「ゲストに迷惑をかけたくないから本当は延期にしたい」という意見。
やはり、ゲストのことを一番に考える新郎新婦が非常に多いです。
InstagramなどのSNSを見てみると、延期を巡る事情でかなり悩まれている新郎新婦が本当にたくさんいます。
もし、予定通りに決行するという連絡が来ても、決して新郎新婦たちを責めないであげてほしいのです。

上から目線で申し訳ないです・・・
結婚式を欠席したい!新郎新婦への断り方・伝え方
正直なところ、このご時世欠席の連絡をして責めてくるような新郎新婦はまずいないと思います。
とはいうものの、断り方や伝え方はマナーや節度のある対応をしたいですよね。
下記では断り方と伝え方をまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
コロナを理由に欠席していいの?
中には、「コロナを理由に欠席するのは失礼なのではないか」と悩まれているかもしれません。
しかし、結論を言うと、コロナも立派な欠席理由になります。
結婚式情報サイト「みんなのウェディング」で行われたアンケートでは、「コロナを理由に欠席する場合は正直に伝えてほしい」という花嫁が85%いることがわかりました。
ソース:https://www.mwed.jp/articles/12151/
新郎新婦側もゲストが出席を迷う心情をよく理解されているので心配ありません。
しっかり正直に理由を伝えた方が誠意のある対応で今後の関係にも影響はないはずです。
新郎新婦へ伝えるべき項目
まず、新郎新婦への伝え方ですが、LINEやメール、電話など、普段新郎新婦に連絡している方法で問題ありません。
できるだけ丁寧に伝えたいのであれば、やはり電話をして口頭で伝えるといいでしょう。
伝え方の構成としては以下を意識してみてください。
- 結婚式招待に対してのお礼とお祝いの気持ち
- 欠席する理由
- お詫び
- (日を改めてお祝いをしたいという気持ち)
- ふたりへのお祝いのメッセージ
伝え方の例文
少しかしこまった文章ですが例文をまとめていきます。
下記文章を参考にしながら、新郎新婦との関係性に合った言葉遣いで伝えましょう。
改めてご結婚おめでとうございます。
誘ってくれた時はとても嬉しくて、私も当日を楽しみにしていました。
出席すると連絡していましたが、流行中の新型コロナウイルスで職場でも外出自粛をするよう指示が出ているので、欠席でお願いします。
○○さんの結婚式に参列できないのは私自身とても残念です。ごめんなさい。
状況が落ち着いたら、日を改めてまた別の形でお祝いさせてください。
○○さんと○○さんのおふたりの結婚式が、いい一日になるように願っています。
改めて、結婚式への招待ありがとうございます。
現在の新型コロナウイルスの状況を見て、やはり欠席の旨を伝えたくて連絡しました。
家族に小さな子供がいて、職場でも自宅勤務が行われている状況の中、感染のリスクを避けたいと思っています。
私自身、おふたりの結婚式をとても楽しみにしていたので残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
結婚式当日のお祝いは叶いませんが、また別の機会にお祝いさせてください。
素敵な一日になるようにお祈りしています。
出席するつもりだったけど、当日に体調不良になってしまったという事態も考えられます。
式当日は本人と連絡が取れない可能性が非常に高いので、欠席については式場に電話をして伝えましょう。
結婚式が始まる前にスタッフが新郎新婦に伝えてくれます。
その後、LINEやメールで欠席の理由とお詫びの文を送っておきましょう。
結婚式当日にこのような連絡になってしまってごめんなさい。
実は、昨日から微熱や咳などの症状があり、万が一コロナウイルスに感染しているというリスクを考えて、出席を見合わせてもらいました。
結婚式に参列できるのをとても楽しみにしていたのに、体調管理が不十分でご迷惑をおかけして申し訳ありません。
体調が回復したら改めてお祝いさせてください。
また、翌日以降に直接電話などで連絡をしてもう一度お詫びの気持ちを伝えるとより丁寧です。
電話で伝える場合のポイント
電話で欠席の連絡をする場合は、状況の大変さを汲み取り、相手へ励ましや労いを伝えるとより丁寧です。
招待状が送られてくる前に断りたい場合の伝え方
中には、招待状はまだ送られてきていないけど、事前に新郎新婦から招待を受けており、招待状を受け取ることに対してOKをしている場合もあるでしょう。
この場合でやはり欠席したいという際は、招待状を送ってもらう前に連絡を入れておくのが最善です。
招待状を送る場合、費用や手間がそれなりにかかりますので、できるだけ招待状を作成する前に伝えることができれば親切でしょう。
伝え方の例文
以前お伝えした通り出席の方向で進めたいのですが、招待状を受け取る前に新型コロナウイルスの状況を見て考える時間をもらえると嬉しいです。
その場合は、いつまでに返事をしたらいいでしょうか?
こういった状況で大変かと思いますが、お体には気を付けてお過ごしくださいね。
- できれば出席したい・お祝いをしたいという気持ち
- 相手の体の配慮
- 検討する時間が欲しい
以上のことを伝えるととても丁寧です。
欠席の場合のアフターフォローについて
新型コロナウイルスの影響で結婚式を欠席した場合、できれば「本当はお祝いしたかった」という気持ちが伝えられるようにフォローを行いましょう。
ご祝儀を送ろう
招待された結婚式に欠席する場合、ご祝儀を贈った方がいいとされています。
特に次のような場合はご祝儀を送った方がよりあなたの気持ちが伝わりやすいでしょう。
- もともと招待状を受け取る前から欠席する旨を伝えていた
- 招待状を受け取ってから欠席することを決めた
- コロナウイルスの状況で欠席の連絡が遅れてしまった
ご祝儀を包むことで、新郎新婦に、“お祝いの気持ち”と“招待してくれたのに欠席してしまったお詫びの気持ち”が伝わります。
なお、欠席する場合のご祝儀の相場は、本来のご祝儀の1/3~1/2くらいの額なのでご参考ください。

相場の3万円を包む予定だったのであれば1万円ですね。
ただし、欠席を伝えるタイミングによって額は変わってきます。
式の1ヶ月前などギリギリになってしまった場合や当日やむを得ず欠席になってしまった場合は、出席した際にご祝儀として渡す予定だった金額を包むのがマナー。
既にお料理や引き出物などを用意してしまっているからです。
また、あなたがすでに結婚式を行っていて相手からご祝儀をいただいている場合は、いただいたご祝儀と同額を包むのがマナーになります。
ご祝儀を贈るタイミングについては、欠席の連絡をしてすぐに送ると丁寧でしょう。
渡し方は新郎新婦に直接会って渡すのが理想ですが、コロナの問題もあるので、現金書留で問題ありません。
通常通りご祝儀袋に包み、現金書留の封筒に入れて送りましょう。
電報を送るのが丁寧
事前に欠席だと伝えた場合は、結婚式当日に電報を送るとお祝いの気持ちが伝わりやすいです。
結婚式の場所と日時がわかれば通販などでも手配ができるので、前日までに送っておきましょう。
宛先は結婚式が行われる式場・会場名、宛名は新郎新婦の連名で送ります。
メッセージに関しては、オリジナルメッセージを添えると気持ちが伝わりやすいです。

最近ではメッセージだけではなくぬいぐるみやお花付きのものなどもあるので、素敵なものを選んでみてくださいね!
下の記事では、おすすめの電報サービス業者をまとめていますのでご参考にどうぞ!
友人同士でお食事会などの席を設ける
コロナが落ち着いてから、改めて友人同士でのお食事会などを企画してみると、更にお祝いとお詫びの気持ちが伝わります。
こういった予定を立てることで、こんな世間の状況の中でも、お互いの日々のモチベーションアップにもつながります♪
まとめ
中には、「コロナを理由にして結婚式に欠席するのは申し訳ない」と後ろめたさを感じている人もいるかもしれません。
しかし、新型コロナウイルスの影響によってこうなってしまうのも仕方がないことです。
こんな状況の中で、欠席することに対して悪く思う新郎新婦は絶対にいません。
何より大切なのは、“心の底からお祝いしたい気持ち”と“出席できないお詫びの気持ち”を、言葉や形として伝えることです。
あなたの対応次第で新郎新婦にはきっと気持ちが伝わるはず。
ぜひ今回まとめた情報を参考にしてくださいね。
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