結婚式の準備をしていると直面するのがカメラマン問題。
最近では「持ち込みカメラマンの方が良い!」と言われることが多くなってきていますが、実際のところどうなのでしょうか?
今回は、式場カメラマンと持ち込みカメラマンのメリット・デメリットを徹底的に解説していきたいと思います!
結婚式のカメラマンには2種類ある!
ご存知の通り、結婚式のカメラマンには「式場カメラマン」と「持ち込みカメラマン」の2種類があります。
一般的な式場での基本的な流れとしては、式場カメラマンにお願いするのが自然ですが、最近では持ち込みカメラマンを選ぶ人も増えてきましたね!
式場カメラマン
その名の通り、式場と提携している専属のカメラマンのこと。
式場専属と言っても別のカメラマン業者と提携をしていることの方が多いです。
持ち込みカメラマン
式場カメラマンとは別で、自分たちで外部のカメラマン業者を探し依頼をすること。
カメラマンの持ち込み自体をNGにしている式場や、高額な持ち込み料を請求する式場が増えてきていますが・・・
最近では持ち込みNGの式場にも対応できる業者や、持ち込み料の一部を負担してくれる業者なども増えてきています。
スナップカメラマンとビデオカメラマン
結婚式に何人もカメラマンがいるのを見たことがある!
という方も多いかと思いますが、結婚式では写真撮影をする「スナップカメラマン」と記録ビデオやエンドロールを撮影する「ビデオカメラマン」の2種類のカメラマンがいます。
式場カメラマンのメリット・デメリット
最近では、やたらと「式場カメラマンには依頼しない方がいい!」という声が多くなってきていますが、実際のところどうなのでしょうか?
まずは式場カメラマンのメリット・デメリットを見ていきましょう。
式場カメラマンのメリット
式場の撮影に慣れているため綺麗な写真が残せる
式場専属のカメラマンと言うだけあって、式場での撮影にはかなり慣れているので、ミスのない綺麗な写真を撮影してもらいやすいです♪

私も式場カメラマンに撮影をしてもらいましたが、かなり綺麗な写真で「さすが!」と思ったのを覚えています。
ゲストなどが立ち入り禁止されている場でも撮影が可能
例えば挙式会場であれば、祭壇からの撮影など・・・
ゲストの立ち入りが禁止されているような場所からでも撮影が可能なため、いろいろな角度からの写真を残すことができます*
自分で手配する必要がないので楽
カメラマンを持ち込みする場合は、自分で数あるカメラマン業者の中からお気に入りの業者を探し依頼をする必要があります。
ただでさえ結婚式準備で忙しいのに、意外とこの作業って大変なんですよね・・・。
式場カメラマンの場合は、式場側が手配してくれるので楽ちんです♪
式場での打ち合わせと一緒に行えるので手間もかからない
式場カメラマンであれば、式場との打ち合わせ時にカメラマンとの打ち合わせも行えるので、別途で時間や手間がかかる必要もありません*
別の結婚式準備でも忙しいし助かりますよね。
式場カメラマンのデメリット
中間マージンが発生するため費用が高い
式場専属のカメラマンと言っても、別の業者と取引を行っていることがほとんどです。
そのため、式場と業者間に中間マージンが発生しており、持ち込みカメラマンに比べて費用がかなり高いというのは一番のデメリットと言っていいでしょう。
カット数が少ないのに10万円以上することもザラです。
「一番安いプランであれば手が出しやすい値段!」と思っても、カット数が少なかったり、撮影できるシーンや場所が限られていたりして、プランを見直すことで結局は高くなってしまうことも・・・。
事前にカメラマンと打ち合わせができない
式場によってはできるところもあるようですが、カメラマンと事前に打ち合わせができる式場は少ないです。

私の式場でもカメラマンとの顔合わせは当日でした。
撮影指示書などを作り当日に希望を伝えることはできますが、撮影にこだわりのある方は事前に打ち合わせができないのは少し不便ですね。
値段交渉がしづらい
式場カメラマンの場合は、基本的に撮影プランが見積りのセットになっているため、細かな値段交渉ができない・・・というのもデメリットです。
契約前に交渉をすることは可能ですが、契約後の値段交渉に応じてもらうのは難しいと思っていいでしょう。
新郎新婦のこだわりが活かせない可能性がある
式場カメラマンは、式場での立ち回りは完璧なのでハズレのない写真を撮ってくれることは確かなのですが・・・
反対に、決められた構成やありきたりのショットの写真が多く、こだわりがある新郎新婦の場合は少し物足りない写真だと感じてしまうことも・・・。
また、「このアングルで撮ってほしい!」「このタイミングでは特にたくさん撮ってほしい!」なんていう要望にも、プランや契約によってショット数や撮影するシーンが決められているため、応えられないケースがあるようです。
持ち込みカメラマンのメリット・デメリット
最近では持ち込みカメラマンを選ぶ新郎新婦が増えてきているようですが、実際にどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
持ち込みカメラマンのメリット
費用が安い
持ち込みカメラマンの一番のメリットと言えばこれ!
式場専属のカメラマンとは違って式場との中間マージンが発生しないため、費用がかなり安くなっています。
相場は3万円~10万円と、式場カメラマンに比べてリーズナブル!
結婚式は他のことでもたくさん費用がかかりますし、カメラマンを持ち込みにするだけでも大きな節約になります。
もともとカット数が多い・収録時間が長い
式場カメラマンの場合、一番安いプランにしようとするとカット数が少なかったり収録時間が短かったりして、結局追加料金を払うことになることもしばしば・・・。
しかし、持ち込みカメラマンなら、最初からカット数や収録時間が充実しています。
私もいろいろな持ち込みカメラマン業者のプランを比較してみましたが、カット数に関しては500カット~1000カット以上の業者がほとんどでした。
収録時間に関しても、結婚式が延長になった場合でも追加料金はかからないというところが多かったです。

これなら安心して依頼ができそうですよね!
当日のカメラマンと打ち合わせができる
上記でも説明しましたが、式場カメラマンの場合、他の式の撮影が入っている関係で、当日撮影してくれるカメラマンとは打ち合わせができないのが基本です。
実際に私も式場に、

当日のカメラマンさんと顔合わせはできないんですか?
とプランナーに問い合わせたところ、

他の式の撮影が入っていることが多くて、打ち合わせの時間を調整することが難しいんです・・・
といわれてしまいました;
一方で持ち込みカメラマンの場合は、当日までに直接または電話などで打ち合わせができるケースが多くなっています。
当日の流れの説明などはもちろん、
- 「こんな写真を撮ってほしい」
- 「このシーンは多めに撮影してほしい」
というような要望を伝えることもできるので、自分の理想通りの写真やビデオを撮影してもらいやすいというのもメリットのひとつです♪
事前にカメラマンの実力がチェックできる
持ち込みカメラマン業者は、ホームページに撮影実績や実際に撮影した写真のギャラリーを公開しているケースが多いです。
依頼前にカメラマンの実力を自分の目で確かめることができるのは安心ですよね♪
業者によっては、カメラマンのプロフィールを公開しているところも多く、お気に入りのカメラマンを指名することができる場合も。
一生に一度の結婚式だからこそ、信頼できるカメラマンに依頼をしたいですよね。
そういった方には、持ち込みカメラマンはかなりおすすめです!
持ち込みカメラマンのデメリット
持ち込み料が発生する場合がある
式場側は基本的に専属カメラマンへ依頼をしてほしいため、持ち込みカメラマンを利用する場合は、持ち込み料が発生する場合があります。
安ければ多少はいいのですが、カメラマンの持ち込みには5万円~10万円と高額な費用がかかってしまうことがほとんど。
業者によっては交通費や出張費などがかかることもあり、「結局式場カメラマンに頼んだほうが安くついたかも・・・」なんてことにもなりかねません。

持ち込みカメラマンを検討している場合は、あらかじめ式場に持ち込み料がいくらかかるのか聞いておくといいでしょう!
そもそも持ち込みがNGになっている式場が多い
最近では、そもそも持ち込み自体をNGにしている式場が非常に多くなっています!

私の式場も、カメラマンの持ち込みはNGになっていました・・・
持ち込みカメラマン業者によっては、ゲストとして参加してくれるところもありますが、その場合は撮影場所に制限がかかるなどデメリットもあるので注意したいところです。
撮影場所に制限がかかることがある
上記でも少し触れましたが、持ち込みカメラマンは外部の業者となるため、式場カメラマンに比べて撮影できる場所に制限がかかることがあります。
例えば・・・
- ブライズルームでの新郎新婦のお仕度ショット
- チャペルでのポーズ写真
- 親族紹介
- 挙式リハーサル
- 全員集合写真
- チャペルの祭壇からのショット
上記のようなシーンのショットは、持ち込みカメラマンだと撮影が難しくなります。

こういった特別な写真を撮りたい場合は、式場カメラマンにお願いするか式場側と交渉するしかなさそうです・・・。
カメラマンの実力がピンキリ
ホームページなどでカメラマンの実力を確認できるのはいいのですが、持ち込みカメラマン業者にも複数のカメラマンがいるので、必ずしも掲載されている写真を撮影した人が自分の式を担当してくれるとは限りません・・・。
私自身、持ち込みカメラマンを手配したのですが、当日の写真を見て、

ホームページに載っていた写真とは違う・・・
と、少しガッカリしてしまった経験があります。
私はエンドロール撮影と写真撮影を持ち込みカメラマンにお願いしたのですが、エンドロールのクオリティはかなり高かったのに、写真はイマイチで、「カメラマンによって実力はピンキリなんだなぁ」と感じたのが本音です。
もし持ち込みカメラマンにお願いをするなら、指名ができる業者を選ぶのが安心かもしれません。
式場カメラマンと持ち込みカメラマン結局どっちがいいの?
式場カメラマンと持ち込みカメラマンには、それぞれメリット・デメリットがあります。
最近では、「持ち込みカメラマンの方が絶対にいい!」という方が増えてきていますが、特に最近は式場のルールがかなり厳しくなっていて、持ち込みカメラマンの場合だといろいろな制限がかけられるなど満足のいく結果にならないこともしばしば・・・。
式場カメラマンと持ち込みカメラマン、結局どっちがいいの?というのは、正直なところ、撮影において自分が“重視するもの”によって変わってきます。
「撮影場所に制限をかけられてもいいから費用を抑えたい!」という場合は断然持ち込みカメラマンがおすすめですし、
「制限はかけられたくない!特別な写真もしっかり残したい!」という気持ちが少しでもある場合は、高くても式場カメラマンにお願いするべきです。
「費用も抑えたいし、撮影場所に制限もかけられたくない!」という場合、どちらも叶えることができないのは惜しいところではありますが・・・
何を妥協するか、何を重視するか・・・を今一度考えて、式場カメラマンにするのか持ち込みカメラマンにするのか考えるといいと思います♪

写真撮影やビデオ撮影にこだわりのある新郎新婦は、最初から持ち込みが無料でできる式場を選ぶのがおすすめです。
また、まだ式場の契約をしていないという方は、最初の見積段階で
- 「カメラマンを持ち込みたいので持ち込み料を無料にしてほしい」
- 「撮影場所に制限をかけないでほしい」
というのを交渉しておくといいと思います。
もし、持ち込みカメラマンを依頼したいのであれば、個人のフォトグラファーを探してお願いするという方法がおすすめです!
個人のフォトグラファーであれば、仲介手数料などかからないため価格も比較的リーズナブル!
さらに、業者毎の決まりやルールなどもないので、自由度やクオリティの高い写真が残してもらえます*

個人だと、「こういう写真を撮ってほしい!」という要望を聞いてもらいやすいというのも魅力ですね!
個人の方だと場所の指定もないので、二人の思い出が詰まった場所で撮影を行ってくれます。
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まとめ
式場カメラマンにも、持ち込みカメラマンにも、それぞれメリット・デメリットがあります。
どちらがいい!と決定的なことが言えるわけではなく、あくまで「結婚式撮影において自分が何を重視するのか、何を妥協できるのか」を考えてどちらに依頼するのか検討することが大切です。
特に結婚式の写真やビデオは形として一生手元に残るもの。
決して安い買い物でもありませんし、後悔しないように新郎新婦でたくさん話し合って、式場カメラマンに依頼をするのか、持ち込みカメラマンに依頼をするのかを検討しましょう!
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